抗ヒスタミン薬のブログを書いたときに
乗り物酔いの薬について解説ができなかったので
今日は解説したいと思います
乗り物酔いのメカニズム
乗り物に乗ったときに体の各器官、耳・目・筋肉・関節で刺激として感じて
その刺激は脳に送られます
何度か経験した揺れやスピードを脳は記憶し、次に経験をしたときある程度の制御をするように体に働きかけます
ですが、経験したことない揺れやスピードを感じると脳はその情報を処理しきれなくなり
その結果自律神経が乱れて吐き気や嘔吐めまいなどがおきます
刺激の種類は
耳が感じる刺激
揺れやスピードが内耳にある三半規管のリンパ液や耳石器内の耳石が乱れている状態
目で感じる刺激
見える景色が乗り物のスピードによって目まぐるしく変わる状態
筋肉等で感じる刺激
乗り物の激しい揺れ
これが脳に伝わり自律神経を乱します
乗り物酔いの薬の成分について解説
乗り物酔いのメカニズムを解説したので成分の解説をしていきたいと思います
抗ヒスタミン成分
これはアレルギーや花粉症の薬によく入っていますがめまいを抑える効果もあります
抗ヒスタミン薬の副作用で眠気がありますので寝ることによって乗り物酔いを防ぐこともあります
乗り物酔いに入っている抗ヒスタミン薬は
クロルフェニラミン・ジフェンヒドラミン・プロメタジン・メクリジン・ジメンヒドリナートなどがあります
注意事項ですが先ほど副作用で眠気があると書きましたので運転の時服用はしないほうがいいと思います
キサンチン系薬剤
有名なのはカフェインです。
キサンチン系は中枢興奮作用があるので乗り物に乗っている時の揺れから起こる感覚を抑えめまいを抑えます
カフェインは眠気を覚ます効果がありますので乗り物を運転するときの服用にはいいと思います
キサンチン系薬剤には
カフェイン・ジプロフィリン・アミノフィリン・テオフィリンがあります
注意事項ですが
カフェインは気管支拡張・強心作用があります
多くの市販薬や飲み物にも入っているため過剰摂取にならないように注意が必要です
昔エナジードリンクを大量に飲んだ方が心臓破裂で亡くなったニュースがあったので1日の摂取量は守りましょう
テオフェリンは呼吸器系疾患の治療薬に用いられています
この薬は他の薬との相互作用が多いのですので、注意が必要です
抗アセチルコリン成分
中枢性の作用により感覚の混乱を抑える働きがあり
自律神経が反射的に反応することを抑えて吐き気やめまいを軽減します
吐き気やめまいを軽減するのでこの成分は多くの乗り物酔い薬に入っています
乗り物酔い薬に入っている抗アセチルコリン成分は
スコポラミンがあります
アミノ安息香酸エチル
胃粘膜の知覚神経を麻痺させることで嘔吐を防ぎます
よく胃薬に入っています
プロモバレリル尿素・アリルイソプロピルアセチル尿素
これは頭痛薬に配合されています
中枢神経系の抑制作用により嘔吐・めまいを軽減し
鎮静作用により不安や緊張を取り除き乗り物酔いの経験からの不安を軽減させる働きもあります
眠気を促す働きもあるので注意が必要です
この成分は依存性があるので注意が必要です
薬を飲む以外の対策法
薬に頼りすぎるのは嫌だ!!という人のために対策を紹介
睡眠を十分とる
食事は腹7分目
体を締め付けるような服装は避ける
遠足とか旅行とか楽しみで眠れないことがありますが気合いで寝ましょう(笑)
終わりに
乗り物酔い薬について解説していきましたがどうでしたでしょうか?
ざっくり解説でしたがまた違う薬も解説していきたいなあと思います
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